資産運用を始めよう(証券会社の口座開設方法)

資産運用入門をご覧いただき、株式投資について興味を持っていただけたなら、証券会社の口座開設をしましょう。

 

実は、銀行口座開設と同じくらい簡単に開設できてしまいます。こちらでは、証券会社の口座開設についてご説明します。

目次

1.証券会社の魅力とは①

証券会社の口座を開設すると以下の取引ができるようになります。

 

・日本株の売買

 

証券会社の口座を開設していない人でも、当然と思いますよね。

実は、それ以外にも証券会社を開設すると、以下の売買ができます。

 

・海外株式

ETF

・投資信託(株・金・原油などに間接的に投資する商品)

・日本国債などの債券

・IPO(新株発行)の抽選に参加

 

たとえば、新興国(インドやベトナム、アフリカなどの資源国)の平均株価に連動した投資信託などを買うことができます。証券会社によって取り扱う投資信託は異なっていたり、また、四季報を無料で読める証券会社もあります。

 

 

証券会社の口座は、複数開設することができますので証券会社の特徴を生かして様々な取引を行うことがおすすめです。

2.証券会社の魅力とは②

円が2年7か月ぶりに99円

原油相場が2012年以来の安値

金価格8か月ぶりの高値

 

2016年に入ってから目についたニュースです

 

円とドルの相場は1992年から2016年までの間に1ドル130円前後から75円前後を行ったりきたりしています。

 

日経平均株価については、1996年から2016年までの間に7,500円前後から20,000円前後の間を行ったり来たりしています。

 

投資を行うときの方法として、長期・割安投資という考え方があります。長い目でみてお得な時に投資を行い、価格が高い時期に売却して利益を得る方法です。

 

長期投資は長い目で見てお得な投資対象に投資することで、利益を得る方法ですが、ながければ5年~10年単位でお得な価格帯~売り時の価格帯に推移するので投資対象を幅広く検討していると利益を出しやすいです。

 

 

証券会社の口座を開設していれば、金の相場に連動した投資信託や、日経平均株価に連動しているETF、原油価格に連動した投資信託などに投資することができます。

 

長期的にみてお得な値段になっている投資対象に長期投資を行うことができます。

 

証券会社によって取扱商品は異なっています。いまでは口座維持管理手数料が無料の証券会社もたくさんあります。証券会社の口座を開設して、長期投資を検討してみてはいかがでしょうか。

3.証券会社の口座の開設 特定口座と一般口座について

いよいよ証券会社の口座を開設をすることとなったら、証券会社のホームページから口座開設を申し込む必要があります。

 

後述のIPOにも強く、手数料も安いおすすめの証券会社(SBI証券、マネックス証券、岩井コスモ証券)については、下のバナーをクリックすれば口座開設画面になります。

IPO取扱件数がどんどん増加中の岩井コスモ証券。おすすめの証券会社です。

IPOを狙うなら、SBI証券の口座開設は必須です。

IPOの抽選に参加するなら、マネックス証券の口座開設は必須です。

 

(スポンサーサイト)



証券会社の口座開設を行うと、開設申請書に特定口座か一般口座のいずれかを選択する旨の記載があります。サラリーマン等の初心者はまよわず、『特定口座ー源泉徴収あり』がいいと思います。

 

理由は、株の取引から得た利益や配当金について確定申告が不要となるからです。

 

株で得た売却益や配当金については、証券会社が税金を天引きしてくれる方式というとイメージできると思います。

 

ちなみに、確定申告をいとわないのであれば、一般口座を開設すると、税金が有利となる場合がありますが特定口座の場合に証券会社が作成してくれる取引報告書はもらえないので自分で取引の損益を計算し、株の売買のとりまとめを行い、確定申告をする必要があります。

 

確定申告の手間が不要で、売買益などに関する税金まで証券会社が納めてくれることを考えると、特定口座-源泉徴収あり がおすすめです。

 


4.証券会社の口座開設後にまずすること 口座への入金

証券会社の口座を開設したら、すぐに株を買えるわけではありません。まずは証券会社の口座に入金する必要があります。入金方法ですが、証券会社によって方法は異なります。

 

〇キャッシュカード方式

〇振込方式

 

〇キャッシュカード方式

キャッシュカード方式の場合は、銀行とおなじようにキャッシュカードが送られてきます。ATMにて、キャッシュカードをつかって暗証番号入力すれば、入金も出金もできます。以上。つまり、銀行の入金と出金とまったく同じですね。

 

指定の銀行のATMを使えば、入金も出金も手数料がかからない証券会社がありますので、土日や平日夜には出金手数料がかかる銀行のかわりに、僕は証券会社の口座に生活資金をいれて、キャッシュカードを使って出し入れしています。

 

〇振込方式

口座を開設すると、証券会社の口座番号の連絡がきます。その口座番号に振込をすれば入金できます。出金については、インターネットで、証券会社のご自分の管理ページからあらかじめ指定するご自分の銀行の口座に、出金依頼をすれば行えます。

 

 

キャッシュカード方式よりも手間が少しかかります。これは、手数料の安いネット証券に多い方式ですね。証券会社の口座開設も入金・出金も本当に簡単にできますよ。

5.NISA(小額投資非課税制度)について

NISA(ニーサ)とは、「株や投資信託などの配当や売却益を一定額まで非課税にする制度」です。つまり、NISA口座で取引をすると、配当や売却益から支払うべき税金が一定額まで非課税になるという大きなメリットが受けられるのです。

株や投資信託に投資をするなら知っておくべきだと思います。

 

NISAとは、具体的にどんな制度か

 

「毎年一定額まで(2016年1月から120万円)」の非課税投資枠が設定、投資金額120万円分までの株式投資や投資信託にかかる売却益や配当金(分配金)が非課税となります。

 

これは、もともと売却益や配当に対しては20%の税金がかけられていたのですが、他国に比べて高いこと、大衆の貯金比率を株式投資にまわしてもらい、低空飛行を続けていた株価対策とするため、2013年まで時限的措置で税率が10%になっていました。時限的措置を撤廃し、税率を20%に戻すことになったのですが、

税率アップの影響を和らげる目的でNISAが始まりました。

 

2014年から制度開始から、2023年までの10年間、毎年新たに120万円の非課税枠が追加されます。非課税の期間は、それぞれ最大5年間となっています。非課税枠で投資した商品を途中で売却した場合は、非課税枠を使ったとみなされ、再利用をすることができません。

さらに、非課税枠を使っての投資総額は合計600万円までとなっており、それ以上の金額は非課税の対象とはなりません。

 

 

NISAを使った投資の具体的な節税メリット

 

120万円分のとある株に投資します。業績がよく、株価が倍になり売却しました。売却益は120万円です。もしNISA口座で投資していなければ、売却益の120万円の20%(=24万円)が税金となりますが、NISA口座で取引をしていたならば、なんと税金はかかりません。NISA口座のおかげで、24万円も得できます!!

 

 

NISA口座のつくりかた

 

とても簡単にNISA口座を作ることができます。①総合口座の資料請求をする → ②NISAの資料を取り寄せる → ③必要事項を書いて、住民票を提出する 

これだけです。 まずは、通常の証券口座を作っておき、NISA口座開設に備えましょう。(資料請求すると、NISA口座開設用の資料も送付される証券会社もあります)

 

〇(注意)NISA口座は、一人1口座しかもてません。

 

金融機関(銀行や証券会社)が、NISA口座開設をしてもらうためにキャッシュバックや住民票取得代行など、様々なキャンペーンをやっています。しかし、一人1口座しかもてません。銀行でもNISA口座を開設できるのですが、銀行の場合株は買えませんし、投資信託も証券会社に比べれば取扱が少ないです。なので、証券会社でNISA口座を開設することをつよくおすすめします。

 

 

キャンペーンだけにつられずに、どんな取引きをしたいか、取引に必要な手数料はいくらかを比較衡量して検討してみてくださいね。