資産運用をはじめてよかったことやきっかけ

日本は少子高齢化社会を突き進んでいます。そのための社会保障費の増大を見越し、継続的な消費税増税や年金受給年齢の引き上げなど年齢に関係なく社会人をしている現役世代には先々に備えた準備(資産という蓄え)がますます必要になっています。正直若年層においては年金に頼った老後はとても望める気がしません。

 

 

「自分の生活は自分で守る」そのために資産運用が必要だと僕が考えるきっかけになったことや、資産運用を始めてよかったことをこちらではご案内します。

目次

1.薄給社会人がお金持ちになるには①

僕が社会人になった前後は、毎年1,000人を採用していたNTTが採用をとりやめ就職活動は超氷河期といわれていたころでした。

何とか希望の旅行業界に就職できましたが、ニューヨークのテロ。テロの影響をみなさんが忘れだしたころ、アジアで謎の肺炎(のちにSARS)が流行。

ボーナスも雀の涙、薄給の中、お金持ちに少しでも近づけるためにはどうしたらいいか一生懸命考えました。

 

〇薄給貧乏から抜け出すにはどうしたらいいか

 

おりしもその頃、日本の高度経済成長の時期にトヨタの株や上場してすぐの7-11(セブンイレブン)の株を購入し持ち続けていたら少ない元手が今では1億円を超える資産になっているという記事を見かけました。

 

もしも、日本のような高度経済成長を遂げ先進国の仲間入りをしそうな国に投資ができれば絶対将来薄給貧乏を抜け出せる」と確信しました。

 

投資先を勉強し、中国株が日本でインターネットで買うことができるということがわかりました。最近では、日経を読んでいて中国経済の記事を見かけない日はありませんね。しかし当時は、たまに中国の成長率が8%(10%を超えていた年もあったと思います)という記事が掲載されるくらいしかありませんでした。しかし、その成長率が日本に比べて非常に高かったこと、銀行や、インフラ系の企業の株が1万円くらいから投資できたことから、30年前の日本企業への投資が実現できると思い、中国株投資を始めました。

 

僕は社会人になったとき、独身・赴任先が遊ぶところも少ない田舎に配属されたこともあって、カップ麺を主食に月5万円を中国株に投資することにしました。

 

この時のなけなしのお金を使って投資した

中国石油(石油会社大手)

万科企業(不動産大手)

中国銀行(4大銀行のひとつ)

その他、損害保険会社・自動車メーカーなどに投資しました。2001年から2005年まで継続して投資した結果、10倍の株価にたくさんなりました。

 

 

中国株で利益を得たことをきっかけに、僕は長期・割安株投資を行うようになりました。

2.薄給社会人がお金持ちになるには②

「不労所得を増やそう」

 

僕は子供のころからずっと考えていたことがありました。「利子(不労所得)だけで生きていきたい」

 

みなさん、宝くじが当たった時の使い道。いろいろ想像されたことはありませんか。たとえば、貯金して、利息だけで生活したい。

 

利子だけで働かずに食べていく、あるいは、道楽のような仕事だけをしていく。本気で、そうなりたいと思っていました。(残念ながら、現実はサラリーマンですが)

 

不労所得を1円でも多くするためにはどうすればいいか考えていました。預金の利息は21世紀になってから、ずっと0.1%とか。100万円預けていても、1年間でわずか1,000円にもならない・・・

 

ところが、中国株をはじめることになった当時、大手インフラ会社の株がおよそ30万円で買えて年間10,000円の配当金がもらえることを知りました。

 

これは、利率でいうと3.3%

 

銀行に預けている場合ではないと本当に思いました。中国株である程度利益を得た僕は、ほかの投資先にも目を向けようと勉強しました。よくよく調べてみると、国内株式投資を行うと配当金以外にも株主優待という、株主さんに対する中元のような制度がありました。株主優待ではビールやジュース、ゲームまでもらえる企業があったのです。

 

少しでも働かずに富を増やしたいと考えている僕にとって、ボーナスを無駄遣いしている場合ではないと心から思いました。

 

カゴメのトマトジュース、

アサヒビールの株主限定ビール詰め合わせ

株主限定プレイステーション用ソフト実況パワフルプロ野球

新幹線でも50%引きで購入できるJR割引券

限定クオカードなど

僕が入手した株主優待のほんの一例です。

 

不労所得を増やすため、僕はルールを決めました。

〇毎月の給与からは中国株へ長期投資

〇ボーナスは全額日本株へ長期投資

社会人になって最初の3年間の投資スタンスが出来上がりました。

 

 

いま思えば、社会人になってすぐ投資をはじめて本当によかったと思うことばかりです。

3.投資を始めて得ることができた「かけがえのない習慣」

日本株を僕が初めて投資した頃、2銘柄購入しました。

 

「カゴメ」と「吉野家」を100株ずつです。

 

「カゴメ」を選んだ理由は

〇友人が就職し会社自体を身近に感じ、ずっと応援したいと思ったこと

〇一人暮らしを始めたばかりの僕にとって

株主優待で野菜ジュースが送られてくることが魅力的に感じたこと

 

「吉野家」を選んだ理由は

〇食事は外食ばかりの僕にとっての、ヘビーローテーションの一つに吉野家が入っていたこと(安い、早い、うまいがとてもありがたかったです)。30年ずっと応援したい、つぶれてほしくないと思いました。

〇株主優待で食事券がもらえたこと

 

2社に対する投資額を、もしも預金していたならば、利息は本当にわずかだったと思います。しかし、僕は投資をしていたおかげで、毎年カゴメからは2回、野菜ジュースをはじめカゴメの自社商品(1,000円相当)を送られ、吉野家からは年間6,000円相当の食事券が送られています。それに加えて、毎年配当金ももらえています。

 

直近の一年間の配当金は吉野家が2,000円、カゴメが1,650

配当金と株主優待を合わせると吉野家は8,000円、カゴメが3,650

30年間おなじ水準でもらえたとするなら

吉野家からは24万円、カゴメからは109,500

 

両社が不祥事を起こさず収益力が変わらなければ一生僕は保有する予定です。

 

今から株を始めてみたいと思う人にとっても、大変魅力的な銘柄だと思います。株主優待をもらえると、中元・歳暮をもらったみたいでとても優越感に浸れます。

 

投資の判断材料にしてみてください。

4.初めての株式投資で得た習慣

投資を初めて得た習慣。それは「新聞を読むこと」です。

 

これは僕にとって、とても大きいものでした。

 

(株式投資前)

スポーツ面しか読まなかった

  ↓

(株式投資後)

経済面・スポーツ面を読むようになった

 

一番最初に買った日本株は「カゴメ」だったのですが、投資後は、「カゴメ」の記事が載っていないか載っていればうれしいなという観点で、日経を読むようになりました。

 

毎日読むようになってから1年もすると、日経に対するアレルギーはなくなりカゴメに関する記事以外も一通り読むようになりました。

 

必然的に、いろいろな業界の現状や、株式市況、海外の経済状況などが頭に入るようになりました。

 

 

急に勉強しろといわれたなら、とても大変ですが、株式投資を行うことによって、自然と興味を持つことができたことは、僕にとってとても貴重な財産になることができました。