ふるさと納税について(特に確定申告をしていないサラリーマンの皆さんは是非しましょう)

目次

1.ふるさと納税とは

みなさん、「ふるさと納税」されていますか。

 

僕の周囲に聞いてみると、概ねしていないという人が多数です。手続きが難しそう、めんどくさそうということが理由だそうです。

 

制度を知って、ふるさと納税をすれば実質2,000円で、たくさんの特産品をもらえるので、ふるさと納税をしないのは、とっても「もったいない」です。

 

ふるさと納税をわかりやすくざっくりお伝えすると、「2,000円の負担と、翌年に支払う税金を前払い」することで、寄付先の自治体から特産品をもらうことができるのです。

 

もう少し詳細にいうと、納税者が、居住している自治体を除く好きな自治体に対して寄付をすることで住民税納税額の2割を上限として、ふるさと納税で収めた金額のうち2,000円を超える部分が、所得税や住民税の減税という形で取り戻すことができるものです。たとえば、一年に20,000分のふるさと納税をした場合には、20,000から2,000を引いた18,000円が減税分となります。

(ただし、ふるさと納税には人それぞれの所得や世帯、住宅ローン減税を受けている等、条件によって上限が異なります。この注意点を守らないと、損することになる可能性もあるので以下をしっかりご確認くださいね。以下にご紹介しているポータルサイトを見ていただくとあなたの上限が簡単にわかります。)

 

 

ところで、誤解が多いので強調しますが、ふるさと納税という名称なのですが、寄付先は自分の出生地である必要はありません。

 

寄付することで得られるメリットは、自治体が、それぞれ自慢の特産品を寄付のお礼の品として贈ってくれるのです。

自治体間での寄付の争奪戦によって年々お礼の品が素敵なものになっています。

 

僕が平成27年度にもらった特産品はのどぐろセット、和牛ステーキ300グラムx2、和牛すきやき用150g、金目鯛しゃぶしゃぶセット、米25kgです。

僕はこれらを、実質2,000円の負担だけで得ることができました。素敵すぎですよね。

 

ふるさと納税をすれば、たとえば独身、500万円の給与所得者であれば(住宅ローン控除や医療費控除などで税金の還付を受けない方の場合)67,000円を各地域に寄付すれば、65,000円の税金が翌年に還付されるので、実質2,000円の負担で寄付先の自治体からたくさんのお礼の品をもらえるのです。(平成28年1月現在)

 

住宅ローン控除や医療費控除などで税金の還付を受けない、サラリーマンなどの給与所得者はふるさと納税を行うべきです。

 

ちなみに、寄付に応じて取り戻せる税金には上限があります。概ね住民税の2割相当ですが、詳しくは総務省のホームページやふるさと納税のサイトに記載されているので還付される税金以上に寄付をしてしまわないように注意してください。

 

 

そもそも、ふるさと納税とは東京に一極集中している弊害を緩和し地方の収入を増やそうという目的で始まった制度で、納税者が好きな地域に寄付する金額を住んでいる地域の税金から控除するというものでした。ところが、ふるさと納税を得るための地域間競争が激しくなっており各地域の特産品をふるさと納税のお礼品を寄付者にくばるようになりました。

パソコンがもらえたり、カニ、A5和牛、高級メロン、のどぐろなど高価なお礼品が大変人気です。

 

 

クレジットカードで寄付の支払いができたり、1年間で5つの地域以下に寄付を行うのであれば面倒な確定申告を行うことなく(ふるさと納税以外に確定申告が必要な方は必須)、税金の控除をしてもらえる手軽な制度です。

〇ふるさと納税のポータルサイト

上記バナーをクリックして会員登録をすると、魅力的なふるさと納税品の数々に目移りしてしまいます!

 

このサイトのいいところは、さまざまな自治体のふるさと納税の紹介をしているだけでなく、申し込みまでできちゃいます。わざわざそれぞれの自治体のホームページを調べなくてもいいんです!さとふるで、見比べながら寄付先を決めてくださいね。

 

ちなみに、あなたの一年間の所得で、いくらまでふるさと納税すればお得かをシミュレーションすることができるサイトととして「さとふる」というサイトがあります。こちらも、とても便利です。

ふるさと納税ポータルサイトのトップページです。右下の控除額シミュレーションをクリックすると、あなたの所得やご家族状況に応じた寄付額がシミュレーションできます。

2.ふるさと納税体験記

2015年度にふるさと納税した自治体と、もらった特産品について、これからふるさと納税を始める人たちに、ご紹介します。ご参考になればうれしいです。

 

自治体名:岐阜県各務原市

 お礼の品:特選飛騨牛A5等級 すき焼き用 250g(寄付金10,000円)

 

寄付の方法 クレジットカード払い

感想:A5等級だけあって、大満足でした。お店でなら、一人8,000円のコース2人分の肉くらいの幸福感でした。各務原は、他にも焼肉詰め合わせやポーク、ハンバーグなどお肉が非常に充実していたので何を選ぶか非常に悩みました。

自治体名:福井県小浜市

 お礼の品:若狭米こしひかり 15kg(寄付金10,000円)

 

 寄付の方法 クレジットカード払い 

感想:お米は特産品にしているところが多いのですが、自治体によって、量がまちまちです。小浜市は15kgもらえました。スーパーで5kgのお米が2,000円だと考えると6,000円分の価値がありますね。

 

 

おいしい、こしひかりでございました。

自治体名:大阪府貝塚市

 お礼の品:北出精肉店 熟成ロース&フィレステーキ肉 セット 300g相当

寄付の方法 クレジットカード払い (寄付金10,000円)

 

 

デパ地下で買うような上質のステーキでした。本当においしかったので、2回申し込んでしまいました(笑)

  

 

上記でご紹介したとおり、上手に活用すれば2,000円だけの負担で豪華な品をたくさんもらえることができます。 ぜひ、活用してみてくださいね

3.ふるさと納税の留意点

ふるさと納税を実際にやって気づいた点、留意点をご紹介します。

 

〇お届け日の指定ができない

 

各自治体は、民間の事業者に対して特産品の発送を委託しているようですが、だいたいどこの自治体もお届け日の指定ができないです。発送日が、寄付を行ってすぐの場合もあれば2~3か月たった頃に届く場合があります。

 

肉や魚など生鮮品などについて、大きな冷蔵庫があればいつ届いてもいいでしょうが、そうでなければ申し込む時期を気にする必要があります。

 

 

〇自治体によってコスパが異なる

 

お米ひとつにしても、ある自治体では1万円で15kgもらえるのに、別の自治体では5kgしかもらえないケースがあります。もちろん、そもそもの特産品の単価に違いがあるケースもあると思いますが、各自治体の特産品をよく見比べることを強くおすすめします。

 

 

〇1年間の寄付金の上限について

 

実質負担金が2,000円となる寄付金の上限は所得によってことなることはご紹介していました。その上限の金額の算定は、1月1日から12月31日までです。これは所得税が暦年課税(1月1日から12月31日までの所得に課税することからです)4月1日~翌3月31日ではないので、注意が必要です

 

 

〇人気の特産品はすぐに品切れになる

 

コスパが自治体によって異なるので

見比べることが必要とお伝えしたところですが、

一方で、人気の自治体の特産品はすぐに品切れになることがあります。

 

ふるさと納税のポータルサイトをこまめにみて、

これだと思う特産品があれば、品切れになる前に

 

申し込んでくださいね。


〇ポータルサイトはこちら